職人が行う指輪サイズ直しの工程|切断・溶接・研磨まで全工程を詳しく解説
指輪のサイズ直しを職人がどのような工程で行うのかを詳しく解説。サイズアップ・サイズダウンの違い・切断・金属追加・溶接・研磨・品質チェックまでの全工程を図解入りで紹介。費用8,800円〜。
Short Answer
まず結論
指輪のサイズ直しは①現状確認・計測、②切断(サイズアップは追加金属挿入・サイズダウンは余分除去)、③溶接(ろう付け)、④研磨仕上げ、⑤品質チェックの順で職人が手作業で行います。RETOLD TOKYOは8,800円(税込)〜・1年保証。
- サイズ直しは切断→金属追加/除去→溶接→研磨の順で進む
- 同じ素材・品位の地金を使うことで継ぎ目を目立たせない
- 石付きリングは石を外してから施工するケースが多い
- 研磨仕上げが職人の腕の見せどころで品質を左右する
Decision Guide
相談前に見る判断基準
サイズアップ
追加金属のコストを確認
LINEで号数差を伝えて見積もり
サイズダウン
除去金属の返却希望を確認
LINEで事前に申告
石付きリング
石外しの要否を確認
LINEで写真を送り確認
Steps
進め方
- 1現状確認・素材・号数・石の状態チェック
- 2切断・金属追加(UP)または余分除去(DOWN)
- 3銀ロウによる溶接(ろう付け)
- 4ヤスリ→サンドペーパー→バフ磨きで仕上げ
- 5品質チェック・サイズ確認後に返送
Caution
できない場合・注意したい場合
サイズ直しの継ぎ目は素材・品位が合っていれば目立ちませんが、極端な号数変更(5号以上)は継ぎ目が若干見える場合があります。事前にLINEでご相談ください。
RETOLD TOKYOで確認できること
RETOLD TOKYOの職人は切断・溶接・研磨の全工程を手作業で行い、仕上がりには1年保証付き。全国郵送対応・8,800円(税込)〜の明朗会計で依頼できます。
職人によるサイズ直しの第一工程:リングの現状確認と計測
指輪のサイズ直しを始める前に、職人がまずリングの現状を詳細に確認します。この初期確認工程がサイズ直し全体の品質を左右する重要なステップです。確認する項目は、素材の種類(プラチナ・ゴールドの純度・品位)・リング幅・厚み・現在の号数・デザインの特性・石の有無と留め方・刻印の位置・傷や変形の有無です。
金属の純度はリング内側の刻印(Pt950・Pt900・K18・K14・K10等)で確認しますが、刻印が読めない場合は比重計・蛍光X線などを使った素材分析を行う場合があります。素材が分かることで、溶接に使う銀ロウ(ろう付け用合金)の種類と加熱温度が決まります。
次に現在の号数と希望サイズへの変更量を正確に計測します。号数の差が大きいほど加工量が増え、費用・時間が上がる傾向があります。例えば13号から18号への変更(5号アップ)と、13号から14号への変更(1号アップ)では、作業量・費用が大きく異なります。
石付きリングの場合は、石の種類・留め方・石のコンディションを特に丁寧に確認します。石の状態(傷・内包物・固定の緩み)を事前に把握することで、施工中のトラブルを防ぎます。確認結果はお客様にLINEでご報告します。
職人によるサイズアップの工程:切断・金属追加・溶接の流れ
サイズアップ(指輪を大きくする)の工程では、リングを切断して追加の金属を挿入します。まずリングの側面(デザインの目立たない部分・通常は内側)を精密な金属切断器(ジュエリーソー)で切断します。切断する位置は刻印・デザイン・石の位置を考慮して決定します。
切断後、不足分のサイズに合わせた金属(地金)を準備します。使用する地金はリングと同じ素材・同じ品位のものを使います。プラチナリングにはPt950の地金を、K18ゴールドにはK18の地金を追加します。素材の品位を合わせることで、施工箇所が目立ちにくくなります。
追加金属を切断箇所にはめ込み、バーナーで加熱しながら銀ロウ(同素材のろう付け合金)で接合します。この溶接(ろう付け)工程がサイズ直しの技術的な核心です。加熱温度・ロウの流し方・冷却のタイミングが仕上がりを左右します。熱のかけ方が適切でないと、接合部分が弱くなったり、リングが変形したりすることがあります。
溶接後、接合部分を番手の荒いヤスリで整形し、徐々に細かいヤスリ・サンドペーパーで仕上げていきます。最終的にはバフ(布製の研磨具)と研磨剤で鏡面仕上げまで磨き上げます。この研磨工程でサイズ直し前後の継ぎ目が分からなくなるよう仕上げることが職人の腕の見せどころです。
職人によるサイズダウンの工程:切断・余分な金属の除去・溶接
サイズダウン(指輪を小さくする)の工程は、サイズアップとは逆に、リングの一部を切断して除去します。まずリングを切断し、縮めたいサイズ分の金属を取り除きます。正確な計算(号数の差からmm単位の長さに換算)に基づいて、除去すべき金属量を算出します。
余分な金属を除去した後、切断面同士を合わせて銀ロウで接合します。サイズダウンではサイズアップのような「追加金属の挿入」がない分、接合部分の精度がより重要です。切断面が完全に合わさっていないと、接合部分に隙間や段差が生じます。
サイズダウンではリングが縮むため、リングの形状(真円)が変形することがあります。特に号数を大きく変える場合(3号以上のサイズダウン)は、リングの円形を保つためのリング整形(木製や金属製のマンドレルを使った形状修正)が必要です。
サイズダウンで除去された地金(スクラップ)は、必要に応じてお客様に返却することも可能です(素材の価値があるプラチナ・ゴールドの場合)。希望される方はLINEで事前にお知らせください。
石付きリングのサイズ直し工程における職人の細心の注意
石付きリングのサイズ直しでは、宝石への影響を最小限にするための特別な配慮が必要です。まず石の種類と留め方を確認し、石を外す必要があるか判断します。ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルドなど熱に比較的強い石は、小さな溶接では外さずに施工できる場合があります。
石を外す必要がある場合は、プロング留め(爪留め)なら爪を慎重に広げて石を取り出します。ベゼル留め(覆い輪留め)はリングごとベゼルを外す必要があり、作業が複雑になります。チャンネルセッティング(溝に石を並べた留め方)は最も難しく、石を一つずつ慎重に外す必要があります。
石を外した後は安全な保管容器に入れ、石に圧力・衝撃・熱が加わらないよう管理します。サイズ直しが完了してから石を再留めします。再留めは元の位置・角度を保つよう行います。特に一定の向き(方向性)がある石(星石効果のあるサファイア等)は向きが重要です。
再留め後に石の固定状態(ぐらつきの有無)を確認します。爪留めの場合は爪が石の表面をしっかり押さえているかチェックします。最後にルーペやマイクロスコープを使った精密検査を行い、問題がなければ仕上げ工程に進みます。
職人が行う仕上げ・品質チェック・返送前確認の全工程
サイズ直しの施工が完了した後、品質検査と仕上げ工程が始まります。まず接合部分の強度を確認します。溶接箇所にわずかな力を加えて、接合が十分であるか確認します。不十分な場合は再溶接を行います。この工程をスキップすると、使用中にリングが外れてしまうリスクがあります。
次に研磨・仕上げ工程です。ヤスリ目が残っている部分をエメリーペーパー(耐水サンドペーパー)で順番に番手を上げながら磨いていきます。最終的にはバフ(研磨布)と研磨剤(コンパウンド)で鏡面(ミラー)仕上げまで磨き上げます。ヘアライン仕上げや艶消し仕上げのリングは、元の仕上げに合わせた研磨を行います。
石付きリングは石のクリーニングも行います。施工中に付いた油分・酸化物を除去し、石本来の輝きを取り戻します。クリーニング後に石の状態(傷・固定・輝き)を再確認します。
全工程完了後、完成した指輪を正確に計測し、希望のサイズになっているか確認します。サイズに問題がなければ完成写真をLINEでお送りし、お客様のご確認を得てから丁寧に梱包・返送します。施工後の全工程に1年保証が付いています。
よくある質問
指輪のサイズ直しは職人が手作業で行いますか?機械加工ですか?
基本的に職人が手作業で行います。リングゲージによる計測・金属切断・溶接(ろう付け)・研磨の全工程を職人が手作業で対応します。一部の工程(研磨の初期段階等)でモーターツールを使う場合がありますが、仕上げは職人の手磨きによる丁寧な仕上げです。
サイズ直しの溶接(ろう付け)部分は後から分かりますか?
適切な施工・研磨を行えば、溶接(ろう付け)部分はほぼ分からなくなります。使用する地金(追加金属・ロウ)をリングと同じ素材・品位に合わせ、丁寧な研磨仕上げを行うことで継ぎ目が目立たないよう仕上げます。
サイズダウンの場合、余分な金属(スクラップ)は返してもらえますか?
はい、プラチナ・ゴールドなど価値のある素材の余分な金属は、ご希望の場合に返却できます。事前にLINEでその旨をお知らせいただければ、施工後にスクラップとともに返送します。
石付きリングのサイズ直しで石を外す場合、石が傷つきませんか?
石の種類と留め方によって異なりますが、適切な工具と技術を使えば石を傷つけずに外すことができます。施工前に石の状態を確認し、リスクがある場合は事前にお伝えします。万が一の際のリスクについても正直にご説明します。
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